「サイテーション」という言葉をご存知でしょうか。
サイテーションはGoogleローカル検索(ローカルSEO)に影響を与える要素の一つです。MEOなどで集客をビジネス業態では対策しておきたい施策です。
この記事では、「サイテーションについて」「サイテーションと被リンクの違い」「サイテーションを獲得方法」などについて解説します。
本記事から、サイテーションとは何かを理解し、自身のサイトの認知拡大につなげて頂けますと幸いです。
目次
サイテーションとは?
サイテーションとは「インターネット上で、企業名やサービスなどが言及されること」を指します。要するに、「自社のサービス名や企業名がどれだけ多くの方に認知&言及されているか」を指針としています。
「サイト名、企業名、サービス名、店舗名」などの固有名称と「住所・電話番号」などの固有情報がどれだけインターネット上で記載されているかを示します。
被リンクと違いテキスト情報がサイテーションとして扱われます。
それでは、どのような内容がサイテーションとされているのでしょうか?サインテーションには3つの要素があると言われています。
サイテーションと認識される3つの要素
サイテーションとは「インターネット上で、企業名やサービスなどが言及されること」と説明しました。
検索エンジンがサイテーションと認識する要素は、サービスや企業名以外にもあります。以下3点をサイテーション要素として判断しています。
- サービス名(企業名、サイト名、店舗名、サービス名、ブランド名など)
- 住所や電話番号
- サイトURLの文字(リンク化されていない)
上記3つの要素を、Googleがサイテーションと認識します。
Webサイトやブログ、Twitter・Instagram・FacebookなどのSNS上で言及された内容やレビュー情報、住所やURL情報などを検索ロボットが参照します。
サイテーションの重要性
Googleのガイドラインでは、『ローカル検索結果では、主に「関連性」「距離」「視認性の高さ」などの要素を組み合わせて最適な検索結果が表示される』と説明しております。「視認性の高さ」とは「知名度」のような定義です。英語版ではprominenceと記述されています。
視認性の高さ
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。
参照元:https://support.google.com/business/answer/7091
被リンクとサイテーションの違いとは
重要なSEO対策の一つに、被リンクがありますが、こちらはサイテーションと似ているようで異なります。
それでは「被リンク」と「サイテーション」の違いについて以下にて説明します。
- 被リンク:他サイトから自社サイトへのリンク
- サイテーション:他社サイトにて、自社の企業名やサービス名など言及されている。またはURLがリンクされずテキスト要素として掲載されている。
被リンクは、外部サイトから自サイトへリンクを向けられたリンクの事。
一方、サイテーションはリンクではなくテキスト情報のみでサービスなどについて言及されていることを指します。
つまり、リンクされているか否かが被リンクとサイテーションの違いです。
次は、サイテーションを獲得することでどのようなメリットがあるのか、どのような方にとってサイテーションが重要なのか確認していきます。
サイテーションとMEO
サイテーションはどのような方にとって、重要なのでしょうか。サイテーションはMEO(ローカルSEO)において有効な施策の一つであり、MEOを必要とするローカルビジネスを展開する事業者の方にとって有効な施策です。
MEOについて詳しくない方のために以下にて簡単に説明します。
MEO:Map Engine Optimizationのことで、ローカル検索で上位表示させる施策のこと
例として、Googleマップで「渋谷 居酒屋」と検索すると以下のような結果となっています。

MEO対策をすることで、Googleマップや検索エンジンでの「地域名×キーワード」などから流入が期待できます。
では一体どうすれば、より多くのサイテーションを獲得できるのでしょうか?その方法を確認していきます。
サイテーションの獲得方法5つ
ここからはサイテーションを獲得する方法を確認していきます。
前提として、流入してほしいWebページとサービス名や住所が紐付いているとGoogleに認識してもらう必要があります。
中古品や求人情報などが無料で掲載できる「ジモティー」を例にあげて解説します。
例えば、「ジモティー」という投稿があった場合、中古品や求人情報などが無料で掲載できるサービス「ジモティー」のことを指しているとGoogleに認識してもらう作業が1つめのステップです。
もしも情報が紐づいていない場合、誰かがサービス名を投稿していても、サイテーションの効果はありません。
それを踏まえて、サイテーションを獲得する5つの方法を確認していきます。
流れとしては以下のとおりです。
- 独自性のあるサイト名やサービス名にする
- 構造化マークアップをする
- Googleビジネス プロフィールを利用する
- メディアや広告媒体を利用する
- SNSアカウントを開設
それでは確認していきましょう。
独自性のあるサイト名やサービス名にする
まず一つ目として、「独自性のあるサイト名やサービス名にする」が挙げられます。
サイテーションしてほしいワード(サービス名や店舗名など)を、他社とは被らない、かつ誰でも覚えやすい名前にするといいでしょう。
失敗例
「じもてぃー」というを立ち上げようと思っている。しかしながらすでに「ジモティー」というサービスが既にあった。
この場合Googleには、「じもてぃー」と「ジモティー」が同じものだと認識されてしまう恐れがあります。
SNSやWebサイトで、「じもてぃー」に関する好評を頂いても、「ジモティー」の評価になってしまうかもしれません。
また、似ている名前のサービスがあったら、SNS投稿者は誤った情報で投稿してしまう可能性も考えられます。
Googleに認識してもらいやすい(あまり競合がいない)かつ、投稿者の立場から見て覚えやすい名前が良いでしょう。
構造化マークアップをする
2つ目に重要な方法が、「構造化マークアップをする」ということです。「構造化マークアップ」といっても、よくわからない方も大勢いると思いますので、簡単に構造化マークマップについて説明致します。
構造化マークアップとは
Googleの検索エンジンに、サイト(サービス)の情報やコンテンツ内容を適切に理解してもらうためのマークマップ言語(記述形式)です。
簡単な言葉に言い換えると、検索エンジンに対してサイテーション3つの指針「サービス名・住所・URL」を認識してもらうようにコードに記述することです。
一例ですが、飲食店のサイトに構造化マークアップを記述する際は以下のようなコードとなります。
{
"@context": "http://schema.org",
"@type": "LocalBusiness",
"name": "お店の名前を入力",
"description": "お店に関しての説明",
"address": "住所",
"telephone": "電話番号を入力",
"url": "ホームページのURLを入力",
"sameAs":[
"SNSアカウント①を入力",
"SNSアカウント②を入力"
]} ,
上記のようなコードを記載することで、GoogleにサイトのURLや名称、内容、住所などを認識してもらいます。
サイテーションを考慮した設計にする場合、「サービス名・住所や電話番号・サイトURLの文字」を記載しましょう。
Googleビジネス プロフィールを利用する
実店舗をお持ちの方はGoogleビジネス プロフィールを活用しましょう。
※Googleビジネスプロフィールは旧Googleマイビジネスの名称です
Googleビジネス プロフィールに登録することで以下のことができるようになります。
- お店や会社の情報をMAPに掲載できる
- アクセスを分析できる
- 口コミ評判に返信できる
多くの方は、Googleで店舗を検索した際に、以下のようなページを見たことがあるでしょう。

Googleビジネス プロフィールと上記の画面を利用できるようになります。
ここで重要なのが、「サービス名・住所や電話番号・サイトURLの文字」を間違えないようにすること。
誤った情報を掲載すると、Googleが誤った情報を認識する恐れがあるので注意しましょう。
メディアや広告媒体を利用する
続いては、メディアや広告媒体を利用して、自社サービスを掲載することです。
飲食店なら食べログやRettyが有名です。
名称や住所、電話番号が掲載されることで、サイテーションの効果があると言われています。
なるべく多くのメディアやWeb媒体に露出されるように努めましょう。
SNSアカウントを開設
SNSアカウントを開設し、活用することも効果的です。具体的には、Twitter・インスタグラム・Facebook・TikTokなどのSNSを活用します。最近ではnoteなども有名です。
SNSアカウントの説明欄には、上述したとおりサービス名や住所電話番号などの記載もお忘れずに。
またSNSアカウントを作っておくことで、ユーザーからの引用、サービスに関する言及の機会が増える可能性があります。
より多くのサイテーション獲得を目指すのであれば、SNSを使って地道に認知を広げましょう。
以上、サイテーションの獲得方法をご説明しました。
この記事を読んで、実際にサイテーションを獲得する施策を実行する方もいらっしゃるかと思います。
いざ施策を実施したら、サイテーションをどれだけ獲得できているのか気になりますよね。
サイテーションの獲得状況を確認する方法をご説明致します。
サイテーションの状況を確認する方法とは?
ここからは、実際にサイテーションをどの程度獲得できているのか確認する方法を解説していきます。
Google検索でサイテーションを確認する
一つ目の方法が、「Google検索で確認する」です。Googleの検索BOXに、「”調べたいサービス名称”-site:”サイトURL”」と入力してから、検索します。
サイテーションをどれだけ獲得できているのか確認したい言葉が、自社サイト以外でどれだけ言及されているか確認できます。
””の中には、サービス名や店舗名など調べたい名称と自社サイトのURLを記入してください。
そうすると、サイテーションとして言及されたサイトの情報が検索結果に表示されます。

この写真の場合、「1ページあたり10記事表示×10ページ=100以上」のサイテーションを獲得できていることになります。
なおこの件数は何件だから良いなどといった基準はありません。「サイテーションの獲得施策を始めた頃と比較して、どれだけ件数が増えているのか」を確認しましょう。
SNSで検索する
続いては、SNSで検索する方法です。Twitterやインスタグラムなどで、サービス名を検索することで、どれだけ言及されているか確認できます。
なおyahooリアルタイム検索を利用すれば、現時点でのサイテーション獲得状況を確認できるので便利です。
以上、サイテーションの確認方法となります。サイテーション獲得の施策を始めてから、件数などを記録しておくといいでしょう。
まとめ
「サイテーションとは」といった基礎知識から、獲得方法や確認方法を確認しましたがいかがでしたでしょうか。
お伝えした通り、サイテーションはMEOなどに重要な基準となっています。
まだサイテーション対策をされてない方は、この記事の内容に沿った対応をしてみてくださいね。
読者の方の売上や認知度向上に寄与できれば幸いです。